感染症(かぜ、胃腸炎、その他)

風邪ウィルスイラスト

風邪とは主にウィルスの感染によって上気道(鼻腔や咽頭等)が炎症性の疾病に掛かった状態のことです。
咳嗽、咽頭痛、鼻汁、鼻づまりなど局部症状、および発熱、倦怠感、頭痛などの全身症状が出現します。
治療についてですが、基本的にはウィルスによる感染症はウィルスそのものをターゲットにした治療は限られているため、症状に対する薬物療法を行い、自然治癒力を高め(安静、休養、栄養など)ウィルスを自己の免疫で駆除することに期待します。
ただし、細菌による感染であったり、細菌感染が併発したりする場合には抗生物質による治療が有効です。

風邪イラスト

インフルエンザやマイコプラズマ肺炎等の症状も、風邪に含める場合もあります。医学的には風邪は症状名、インフルエンザは疾患名であり概念が異なります。いずれも自然治癒もありえますが、現代は有効な薬剤も存在しますので、疾患に対する治療を行っていきます。

胃腸炎イラスト

俗称として、消化管のウィルス感染によって嘔吐、下痢、腹痛などの腹部症状と上記全身症状を来した状態を、感染性胃腸炎、お腹の風邪と呼ぶことがあります。上記の風邪と同様、対症療法がメインとなりますが、疾患名が判明する場合はそれに対する特異的治療をしていくこととなります。

ウィルス、ばい菌イラスト

その他、様々な感染症があります。疑わしい症状等、適宜ご相談下さい。

CBC

感染症の重症度を客観的に評価するためには白血球数やCRPという体内の炎症の度合を測定することが求められます。当院ではこれらを専用の機械により迅速に測定することができます。