痛風、尿酸結石、動脈硬化のリスクです。

尿酸は血管においては炎症を引き起こす物質でもあり、血管平滑筋細胞を中心とした動脈硬化が進み、心血管イベントを引き起こします。

高尿酸血症が引き起こす他に有名なものは痛風、尿路結石、腎障害があります。
痛風は、足の親指側の中足趾関節に好発する激痛を伴う関節炎です。
尿路結石は尿酸が結晶化することで起こります。
腎障害は尿細管への尿酸の沈着が原因であり、間質性腎炎の形態をとります。

治療は食事療法や薬物療法が中心となります。
食事はビールなどのアルコール飲料の制限や、動物性食品に多いプリン体の摂取を控えめにすることが重要です。
高血圧、高血糖、脂質異常症、喫煙が併存することで動脈硬化のリスクはさらに高まります。